勉強ブログの効果とは?

勉強というと、自分の中の世界だけで完結しがちです。
学校の先生や予備校の講師、あるいは家庭教師から自分が教わることはあっても、人に教えるということは、あまりないものです。自分が試験に合格することだけで精いっぱいなわけです。また、自分はまだ未熟だから、人に教える資格なんてないという考えもあるでしょう。

しかし、よく言われるように、人に教えるということは、じつは自分の勉強にもなります。
人に分かりやすく説明しようと思えば、まずは自分自身が深く理解しなければなりません。そうしないと、何を言っているのかわからなくなります。

そこで無料で受験勉強のブログを開設し、学習したことを、すぐに書くように習慣づけてみてはいかがでしょうか。無料ブログを開設すれば、たいてい誰かが訪問してくれます。その人に語りかけるように、あたかも家庭教師や講師になったつもりで説明するのです。このとき脳内で混乱していた知識の数々が、急速にまとまり、知識が整理されていきます。

人に分かりやすく説明しようと骨折ることが、じつは自分の脳内の知識を整理整頓することになるわけです。近視眼的にしか見えなかった知識の数々を、一歩引いた場所から俯瞰できるとでもいいましょうか。左脳から、右脳のイメージへの一大転換です。

勉強ブログを開設し、その日に学んだことを夜にでもブログに書く。
そうすれば、それが復習になります。昼にテキストや教科書で黙読したことを、夜に再度、黙読することでも、もちろんOKです。しかしちょっと趣向を変えて、ブログにタイピングしてみる。書くという行為は、脳に新鮮な刺激を与えます。

学んだことを長期記憶として定着させるためには、できるだけその日のうちに復習すると効果的です。これはエビンぐハウスの忘却曲線によっても、すでに判明していることです。

無料の勉強ブログですから、そんなに肩ひじ張らずに、気軽に記事を書いてみてはいかがでしょうか。
そのさいの注意点としては、教科書を見ながら、ただ写すだけであっては効果が薄いということ。まずは参考書や教科書を見ないで、どこまで書けるか試してみる。そのうえで、どうしても脳から出てこない場合に、教科書を参考にしながら書いてみてはいかがでしょうか。

そのさい教科書に書かれていることを、ただ説明するだけで終わるのではなく、自分の感想を書き添えると、さらによくなります。「ここではこう書いてあるけれど、自分はこう思う」などですね。こうすることによって、感情を司っている扁桃体という部分を刺激できます。扁桃体が活発に働けば、そばにある海馬も刺激され、LTP(長期増強)が起こります。つまり記憶が定着しやすくなるということ。

コメントを受け付けるように開放しておけば、誰かから質問のコメントがあるかもしれません。
そういったときは、同じ目線で語り合ってもいいですし、もし分かるのであれば、わかりやすく説明してあげると、最大の勉強になります。

勉強ブログを開設することによって、つねに誰かから見られている状態となります。
そうすると家のなかで、誰にも知られず孤独に受験勉強をするよりも、脳が刺激を受けるようになります。
これはあたかも、外から見えるカフェテラスで勉強したほうが、部屋にこもって勉強するよりも扁桃体が活性化し、適度な緊張感を得ることができるようなものです。

勉強ブログは、すべての学習が終了して、完璧な知識を得てから書くのではありません。
そういったタイプのものは、サイトという形にして、「勉強方法の原理」を説明するほうがいいと思います。当サイトは、このタイプにあたります。

しかし通常は、中学受験や高校受験、大学センター試験の勉強を「はじめると同時に」、開設するとよいのではないでしょうか。これは社労士や、司法試験をめざす弁護士、不動産鑑定士、一級建築士、税理士、医師、看護師などの難関資格試験の勉強でもいっしょです。

あとがき

ネットでは中学生や高校生の勉強ブログがヒットします。また主婦が書いていたり、サラリーマンの社会人が、資格試験に奮闘しているブログもあったりします。こういったブログを見ることで、親近感がわきます。自分と同じような立場にいるからですね。

たんに「勉強法のブログ」といったものは少なく、たいていは英検やTOEIC、TOEFLを目指すブログだったり、簿記一級、医療事務、ファイナンシャルプランナーなどに特化していたりします。地方・国家公務員試験なら、警察官とか消防士などですね。語学に特化したブログだと、英語、中国語、イタリア語、韓国語、フランス語、ドイツ語、ギリシャ語、エスペラント語などに特化したものがあります。そのほか東大や慶大、早大、一橋、中央、同志社などに特化したものもあったりします。

勉強ブログを開設しているか、していないかは知識の定着に大きく貢献します。たとえ誰も訪問しなくても、誰もコメントを残さなくても問題ありません。書くことが復習になるからです。また人に説明するようにして書くということは、仮定のシチュエーションです。自分が想像のなかで語りかけるわけで、じっさいに読む人がいなくても、まったく問題ありません。その意味では、目の前のソファーに初心者が座っていると想像して、その人に教えるように語りかける方法も、おもしろい勉強の仕方かもしれません。