コピー学習法は移動時に便利

受験参考書というと、どうしても分厚くなってしまいます。そこで、その日に勉強する箇所のページだけをコピーする。こうすると、思いがけない効果を見込めます。

  • 荷物が軽くなり、スマート学習が可能になる
  • そのページだけに集中できる
  • 周りに、勉強している姿を悟られない
  • ファイリングすれば、成果を見える化できる
  • 元の参考書は、きれいなまま保管できる

教科書やテキストなどをコピーするだけで、これだけの効果を期待できます。
まず当然のことながら、身軽になります。通勤・通学などの移動中に受験勉強するといっても、実際には見開き2ページくらいだったりします。もっと読める人であっても、2ページだけと限定して、その部分を何度も読み返したほうが、より確実に身に付くのではないでしょうか。

持ち運ぶのは、たった1枚の紙切れなわけですから、それを折りたためばポケットにも入ってしまいます。
そうなると手ぶらであっても、今までと同じような学習が可能になるわけです。

コピー学習法の2つ目の効果として、集中しやすいという点があります。
学ぶ箇所は、たった1枚のプリントだけなので、そこだけに集中しやすくなるのは当然といえるでしょう。
範囲を限定することによって、そこだけに注意を向けやすくなるのです。また、小さく折りたたんで読めば、1か所だけに、よりいっそう集中できます。参考書をそのまま読もうとすると、こうはいきませんよね?

分厚い参考書をぺらぺらめくっていると、「まだ、こんなに残ってる」とか、「まだ、これしか進んでいない」といった余計な考えが浮かんできて、モチベーションの低下につながる可能性があります。しかし、プリントにコピーして持ち歩くことによって、今勉強すべきことだけに集中できるのです。

コピー学習のメリットの3点目として、周りの人に、勉強していることを悟られにくいという点があります。
分厚い参考書を広げていると、いかにも勉強していることが丸わかりになってしまいます。しかし、たった1枚の薄い紙だったら?サラリーマンの人だったら、資格試験のコピーを見ていても、何かの書類くらいにしか思われないでしょう。あまり聴きたくない授業の場合は、コピー用紙を見ていても、気づかれにくいといえます。

4つ目のメリットとしては、そうしてコピーした紙を捨てないでファイリングしていくことで、勉強の成果が目に見えてわかりやすくなる、ということです。分厚い受験参考書を、そのまま進めていく勉強方法は、いってみれば「消去法」。まだ勉強していない箇所を、つぶしていくわけです。そのため、「まだ、こんなに残ってる」とか、「まだまだ、先は長いなぁ」と感じてしまい、勉強のやる気が萎えてしまいがちなのです。

いっぽうコピー用紙をファイリングしていくことは、消去法ではなく、むしろ増やしていく楽しみがあります。
1枚や2枚では、ほとんど紙の厚みはわかりませんが、2週間、3週間と経過していくにつれて、「こんなに勉強したのか!」という発見ができます。自分の努力が目に見えてわかるので、もっと頑張りたくなります。努力が認められたような気持になり、これが「自分にたいするご褒美」になります。

コピー学習法の最後のメリットとしては、赤線や蛍光ペンを引くのは、もっぱらプリントのほうなので、元の受験参考書や教科書を、きれいに残しておけるという点があります。とくに資格試験などに取り組んでいる社会人のかたは、勉強が終了したあとに古本として売ってしまいたい場合、コピー学習にすれば、高値で引き取ってもらいやすくなります。

以上のように、参考書をそのまま持ち歩くのではなく、コピーするというだけで、いろいろな効果が見込めます。もちろん、移動時間に勉強しない人でも、自宅でコピー学習をすることは、モチベーションのアップなどに役立ちます。読み終わったら、ほんとうに重要な部分だけを選別して切り抜き、ノートに張り付けたっていいのです。