見える化で学習意欲のアップ!

学習意欲を高めるには、子供の場合なら、ほめたり褒美を与えたりすることが有効です。
高校生以上の場合は、手の届く範囲の目標を自分で設定したり、勉強のあとに楽しみをもってくることによって、勉強のやる気の原動力になります。

また、いままで理解できなかった勉強内容がわかるようになると、そのことも学習意欲を向上させることにつながります。脳内からドーパミンが分泌され、海馬や前頭葉が喜ぶからです。

それ以外には、「勉強の過程」を自覚し、再確認することでも、学習意欲をアップさせることができます。
目標を設定することは、未来をみつめて前進することですが、ここでいう「見える化」とは、過去の業績を評価すること、といえます。

業績といっても仕事ではないので、勉強の場合は「過去の努力」と言ったほうがいいかもしれませんね。
過去に努力してきたことを、きちんと目に見える形にすることによって、現在から未来への「やる気」の原動力とするのです。

ただし過去といっても、たいそうなものではなく、たとえば今日1日勉強した内容を、ノートに記すわけです。
またはページ数でもOKです。これだけで、「ああ、今日はこんなに頑張ったんだな」と認識できます。
あるいは、勉強時間をノートやエクセルに記録してもよいでしょう。それによって、本当なら忘れ去られてしまうようなことでも、「こんなに長時間勉強したんだな。よくやった。よくやった。」となり、それが明日からの勉強の活力となります。

エクセルやノートに、どんどん蓄積していくと、過去にどのくらい進んだのか、毎日何時間くらい勉強できたのかが一目瞭然となります。過去1週間はどうか?過去1か月はどうか?といったことが明瞭になります。
とくにエクセルの場合は、日々、勉強時間の数字を入力していけば、カーソルで選択するだけで、トータルの勉強の合計時間が右下のほうに算出されます。そうなると「ああ、こんなにも努力して、積み重ねてきたんだな」ということが目に見える形でわかります。それが自信へとつながっていきます。

もし、このように記録しないと、日が経つうちに、その日の勉強時間や、その日にこなしたページ数も、過去のものとして忘れ去られていってしまいます。毎日の食事の献立を忘れていくように・・・。人間は忘れっぽい動物なのです。ですから、忘れないようにするためには、きっちりと記録していくことが大事といえます。その記録を集計して、あとからトータルで眺めることで、はじめて分かることもあるのです。

そのほか、使い込んできた教科書や受験参考書、ノート、過去の問題集の山を見れば、「こんなに頑張ってきたんだ・・・」という気持ちになります。努力が報われたような気になります。このような効果を積極的に得るためには、できるだけ大きな文字でノートに書いたり、字間を広く取ったりするテクニックもあります。そうすれば、どんどんノートの冊数が増えていくので、それが学習意欲へとつながっていきます。

子供だましのやり方のように思うかたがいるかもしれませんが、脳はちょっとしたことで喜ぶものです。
目に見える形で、どんどん増えていく部分を作ることによって、学習意欲を高めていけるのですから、どんどん活用していきましょう。

勉強時間をグラフにしてもいいと思います。模造紙を壁に貼って、「勝利」とか「合格」という文字を書き、そのなかを分割して塗りつぶすようにしていく。そうすると受験勉強をしていくほどに、どんどん塗られていく部分が増えていきます。そして、それが勉強のやる気につながります。

その場合、「1時間につき1マス」とすると敷居が高くなります。
ですから1マスは30分、あるいはもっと少なくして15分とか10分とすれば、どんどん塗っていくことができます。ノートを増やす例もそうですが、工夫しだいで、どんどん目に見える部分を増やしていくことが可能です。学習意欲を高めるために、あなたなりに工夫してみてください。