教科書だけで受験を乗り切る

中学生や高校生の教科書には、すべてが書かれているといわれています。
ですから、これを「完全マスター」すれば、目指す高校や大学の受験も乗り切れるかもしれません。ただし、教科書の内容を詳しく説明している虎の巻も必要になります。いわゆる「あんちょこ」ですね。

国語、数学、社会、理科、英語といったように、いろいろな科目があります。実際には、独学で教科書を読んだだけでは、その奥にある深い部分を会得できない可能性があります。そこで学校で授業を受けるわけです。教科書だけで受験を切り抜けるということは、正確には「教科書+授業」のコラボということです。

この部分さえしっかり行い、予習、授業、復習というリズムを確立して回転させていけば、確実に学力や偏差値は向上するものです。高校入試とか大学入試とかいっても、別にむずかしいことはないわけです。
こういった「基本」の部分をなおざりにして、難しい受験参考書や過去問を買ってきたり、進学塾や受験予備校に通うのは、もしかしたら「本末転倒」かもしれません。

もし中1とか高1なら、まだ間に合います。「教科書にすべてが書いてある」とわかれば、この1冊を何度も反復して、完全マスターしようという意欲が湧いてくるのではないでしょうか。

これは中学受験や高校受験、大学センター試験を目標にしている学生だけに限りません。弁護士や司法書士、弁理士、一級建築士、医師、看護師、ファイナンシャルプランナー、公務員の各試験をひかえている社会人のかたも、基本の1冊を定めましょう。入門書のような基本書があれば、それが教科書に相当します。

テレビでやっていましたが、教科書以外に勉強せず、これだけを繰り返して東大をはじめ同志社など、合計5大学に現役合格した人が実際にいます。ただし、教科書や虎の巻で学習したうえで、過去問も勉強すべきだと思います。

教科書だけで実際に受験を突破できるのかというと、やはり現実は甘くありません。
それが可能なのは、「IQが高い人」か「もともと勉強ができた人」でしょう。普通の頭脳の持ち主なら、数多くの過去問を研究し、できれば模試も受けておくことが無難です。ただ、教科書をしっかりマスターすれば、余計な受験参考書はいらないですし、塾や予備校に通う必要もないということです。

教科書は、その教科の「基本の部分」をマスターできる絶好の教材です。基本という土台があってこそ、応用があると考えれば、教科書だけで受験に合格できる人がいたとしても何ら不思議ではありません。

あとがき

ネットで小学校や中学校、高校、大学の教科書を購入しようと、熱心に探している人がたくさんいます。販売サイトから、教科書を通販で買える時代になったわけです。教科書とセットでガイドブックとか虎の巻も購入されたりします。それは、教科書だけだと概略しか書かれていないので、さらに深く学ぶためには必須だからです。とくに授業を受けないで独学で習得しようという人には、虎の巻は必須ではないでしょうか。

ネットで取り寄せようという人は、かつて学んだ範囲を、もう一度学びなおそうという向学心の表れでしょうか。中学英語がいいともいいますしね。英会話でも中学の英文法や英単語レベルで可能ときけば、取り寄せたくもなるというものです。また教科書検定というものもあります。

教科書は概要把握に役立ちます。基本がまったく分からないという人は、見栄を捨てて小学校の教科書をネット通販で取り寄せたり、出版社に注文してみることもいいかもしれません。基本の基本がわかるので、そのあと確実に知識を積み上げていけます。勉強が嫌いとか、応用が分からないといったケースでは、過去のどこかに「つまづき」があるはずなんですよね。こういった「基本のやり直し」は、ふだんの受験勉強と並行して行なったほうがいいかもしれませんね。