大学センター試験の対策について

センター試験の対策は、大学受験では避けて通れません。
国公立大学では1次試験(昔の共通一次)としての位置づけになるので、必須となります。しかし最近では私立大学でも、大学センター試験の重要度が増しており、避けられない関門となってきています。

大学入試といっても、一つの勉強方法だけでは突破は難しくなっています。
1次試験と2次試験は、まったく異質のものと認識すべきです。大学独自の2次試験を突破できる実力があったとしても、センター試験を攻略できるかは、また別問題なわけですね。

大学センター試験は、受験科目が理系・文系と膨大です。
数学Ⅰ、A、数学Ⅱ、B、工業数理基礎、簿記・会計、情報関係基礎。国語では現代文や古文、漢文。外国語としては、英語を筆頭にドイツ語やフランス語、中国語、韓国語とそろっています。

そのほか暗記科目といわれる理科と社会科もあります。
理科の内訳としては、総合A、総合B、物理Ⅰ、生物Ⅰ、地学Ⅰ、化学Ⅰがあります。社会科には、世界史A、世界史B、日本史A、日本史B、地理A、地理Bがあります。そのほか公民として、現代社会、倫理、政治・経済があります。倫理はセンター試験独自の教科となっています。

このように、中学受験や高校受験とは比較にならない教科群となっています。
自分はどれが得意教科かを早期に見極めたうえで、それをさらに伸ばし、同時に苦手科目をなくしていくという計画的な勉強方法が必要になってきます。

できるだけ早い時期から始動することが大切ですが、高1のころから、英語と数学の力をじっくりつけていきましょう。これらは一朝一夕には学力が向上しないからです。逆に早い時期から英語と数学の力をつけていけば、ほかの科目の勉強にも手が回るようになります。土台と、その上の部分ということですね。

センター試験の2つの対策法

センター試験は、いうまでもなくマークシート方式であり、そのため2次試験とは違った対策方法が必要となります。対策法としては、2つあります。

  • 各教科に特化した対策法
  • マークシート方式のための対策法

センター試験対策のポイントは、一言でいうとスピードです。
ゆっくり考えていたのでは時間切れになってしまいます。センター試験では「ひっかけ問題」が多く、量も膨大なため、ゆっくり考える時間がないのです。ゆっくりと考える時間が与えらえるとしたら、満点者が続出するといわれているのがセンター試験です。

それでは、すばやく答えてマークしていくには、どうしたらいいのでしょうか?
そのための対策法は2つあります。頭の回転を速くすることと、読むスピードをアップすることです。とくに後者の読書スピードに関しては、速読法をマスターするのが手っ取り早いと思います。

教科別対策法

センター試験対策のポイントを、教科別に、かんたんに見ていきます。
まず英語のリスニング。これは耳が音声に慣れることが重要ですから、日ごろから時間をとって、英語のシャワーを浴びましょう。シャドーイングやディクテーションも有効です。ただ聞き流すだけでも有効なトレーニングになります。洋楽を聴くのもいいでしょう。

つぎに英語の筆記試験ですが、配点が大きい長文問題から取り掛かかり、それが済んでから発音やアクセント・文法問題に取り掛かります。長文読解では、設問をまず先に読むと、意味が把握しやすくなります。前述したようにセンター試験攻略では、スピードが大切になるので、早く理解するために設問から読むのです。

数学ではⅡ・Bは、とくに時間との戦いになります。かといって焦ると計算ミスにつながります。分からない問題は、どんどん飛ばし、できそうな問題から取り掛かりましょう。パニックにならないためにも、高1のころから地道に数学の基礎力を養成していきたいものです。付け焼刃だと、気持ちが焦ることになります。

センター試験の国語対策では、まずは古文や漢文を終わらせてから、現代文に取り掛かるのがコツ。
煩雑なものをまず終えてから、じっくりと現代文を考えるわけですね。国語は、とくに速読の訓練の成果が表れやすい教科です。わざと難しい文章が選択されるので、日ごろから、現代文の長文読解の参考書などをつかって、論理的な文章に慣れる勉強をしていたかどうかが肝になってきます。マークシート方式なので、消去法という手段を活用しながら、どんどん正答を導いていきましょう。

そのほかセンター試験では社会科や理科の対策もあります。
この2教科は、暗記がものをいう科目なので、日ごろからどれだけ長期記憶にしているかがポイントです。
記憶術を駆使するのも一案です。そのうえで赤本などの過去問で、アウトプットする訓練を積むことが、効果的な攻略法となります。

マークシート対策も忘れずに

大学センター試験の攻略は、以上のように各教科ごとに違ってきます。
それとともに大切なのは、マークシート方式への対策法です。シャーペンは細いので、塗りきれないことがあり、そうなると機械が読み取れない場合があります。先の丸い鉛筆が適しています。最近では、マークシート用鉛筆が販売されているので、それを用意しておくとベターです。

気持ちが焦っていると、記入ミスをしたりします。たとえば解答欄を1個ずつ、ずらしてマークしてしまったり・・・。分からない問題があり、とりあえずは後に回そう!というときに発生しがちです。一度ずれて書いてしまうと、あとから消しゴムで消して直すのが大変です。

こういった事態を防ぐには、教科ごとの対策法以外にも、マークシート方式自体の対策が必要になってきます。センター試験に特化した模試(模擬試験)もあるので、かならずそれを経験しておきましょう。