働きながら資格取得を頑張るには?

現在、社会人でありながら資格取得に励む人が増えています。
むしろ仕事を持っているからこそ、新たなスキルを磨く必要があるともいえます。今は不況が長引く、景気低迷の時代。そんなときだからこそ、いざというときのリストラにそなえて技術をもっておきたい、転職のときの武器にしたい・・・そう考えるのは当然といえるでしょう。

そのためには、働きながら資格を取る道しかありません。
今の仕事を継続しつつも、将来を見据えて手を打っておくわけですね。もちろん、今の仕事にいかすために資格を取っておこうという人もいるでしょう。

資格にも、ほんとうに色々な種類があります。
弁護士資格を筆頭に、税理士、弁理士、司法書士、一級建築士、医師、看護師、公認会計士、行政書士、不動産鑑定士といった、お馴染みの難関資格試験。そのほか、地方・国家公務員試験、教員採用試験、ケアマネージャー、社会福祉士、介護福祉士、薬剤師、秘書検定などなど、数え上げればきりがありません。

よく、「働きながら資格が取れる仕事」を求めている人がいます。
たとえメインの仕事をしていても、比較的楽に取得できるような資格はないか、と求めているわけですね。
しかし、やはりそれなりの資格を取得しようと思えば、当然、難しい内容になるわけです。働きながらでも取得可能な資格といったものは、特にありません。要は仕事と並行してでも合格できる、「効率的な勉強方法」を知ることこそが大切ではないでしょうか。

忙しいからこそのメリットとは?

サラリーマンとかOLをしている人は、日中は仕事で忙しいわけで、当然、学習できる時間が限られています。そうなると、どのように勉強を進めていくかは、おのずと分かります。

  • 最大限の集中力を発揮する
  • 最大限の記憶力を発揮する
  • 最大限のスピードで進めていく

働きながら資格を取る場合は、この3つは不可欠です。とくに試験日が迫っている場合は、なおさらです。
ただし、とくに心配する必要はありません。時間をあまり取れない環境にいると、上記の3つはしぜんと達成されるからです。時間がたくさん与えられると、かえって集中力が低下します。しかし、時間制限があると、集中力が最大化されます。

中学校や高校のとき、中間・期末テスト前になると、急に勉強に対する集中力が倍増して、やる気になったという経験はありませんか?これなど、まさに好例です。また、試験中は時間が限られています。だからこそ、普段にはない集中力を発揮できるわけです。この脳の状態を、普段の勉強にも持ってきましょう!ということです。これこそが仕事をしながら勉強するコツです。

方法は簡単です。睡眠時間を削らないことです。たっぷりと6時間以上は眠るようにします。
もし勉強時間をたくさん取りたいからといって、睡眠時間を削ってしまうと、睡眠不足にもなるし、上記の3つのメリットも得られなくなります。睡眠中には、勉強したことを整理整頓しています。長期記憶化のためには欠かせないので、仕事をしている人は、とくにしっかりと睡眠を取りましょう。

睡眠時間をまず確保する。そうすることでタイムプレッシャーがかかります。
学習できる時間が短くなるので、その分、集中力や記憶力が増すのです。人は、タイムプレッシャーによって「適度な緊張感」をうけると、脳の奥深くに存在している扁桃体という部分が活性化します。ここは感情や本能が生み出される部分といわれています。つまり時間がないサラリーマンにとっては、短時間しか勉強できないことは、むしろメリットなのです。ぞんぶんに活用しましょう。

たとえばバスを待っているとき。5分や10分しかないかもしれません。しかし、その時間内に読み切ってしまおうとすると、集中力が最大化されるとは思いませんか。これが集中力を鍛えることにもなります。集中力と記憶力は比例の関係にありますから、どんどん暗記していけることになります。また、このような細切れ時間学習法は、速読の訓練にもなります。

また、いいところで中断することにもメリットがあります。中途半端なところでストップすると、意識的にはすっきりしないものです。しかし潜在意識的には、学んだことが仕事中にも、ずっと心に残ります。そのため、長期記憶として安定しやすいのです。細切れ時間を活用する勉強法には、このようなメリットがあるのです。

試験までの期日が迫っている場合は?

なお、働きながら資格取得に頑張ることで、しぜんと速読力や集中力、記憶力が高まりますが、それは徐々にパワーアップするものです。勉強の開始当初から、速読力をアップさせたければ速読術を習得するのも一案です。さらにスピーディーに、受験参考書やテキストを読み進めていけることは間違いありません。

同様に記憶力にかんしても、短時間の細切れ勉強法によって、しぜんと向上していきますが、それは少しずつです。勉強のし始めから、最大の記憶力で暗記していきたいという人は、最初から専門的に記憶術を習得したほうがいいかもしれません。それによって、あなたの記憶力は最大化されます。ちょっとしたテクニックをしっているか知らないか、それは大きな分かれ目になります。

働きながら資格を取得しようという場合、もし試験日まで時間があれば、速読法や記憶法はいらないかもしれません。しかし、あと3か月とか半年といったように、試験までの期限が迫っているかたは、すぐにでも速読法を習得したほうがいいのではないでしょうか。勉強の進み方が2倍にも3倍にもなります。3倍速くなれば、本来1年かかるところが、4か月でマスターできるのです。

自己管理能力は不可欠

仕事をしながら資格を取る場合は、自己管理能力も必要です。
専門の予備校に通ったり、ネットでのe-ラーニング講座を受講する場合は、カリキュラムを与えられるので、その通りにやっていけば大丈夫でしょう。

しかし書店で、受験参考書や過去問を購入してきて、自分ひとりで家で学習するさいには、自分で自分を律する必要があります。観たいテレビも制限して、アルコールや遊び、ゲームなどもコントロールしなければなりません。

働きながら資格を取るという場合、とくにお酒には要注意です。
仕事から帰ってきたら、疲れを取るためにビールを一杯・・・といきたいところでしょう。しかし、アルコールを飲むと、勉強したことが長期記憶化しづらくなります。海馬でのLTP(長期増強)を阻害してしまうためです。ですから酒を飲んでから勉強したり、勉強してから酒を飲むという生活には注意しなければなりません。

もしアルコールを飲むのなら、その日は勉強しないほうがいいということになります。自宅で一人だけで試験勉強する場合は、メリハリと自己管理がとても大切になってくるのです。

あとがき

働きながら資格を取るという人は多くいますが、それは資格の数だけあるといっても過言ではありません。トリマーの資格や美容師、ヘルパー、准看護師、医療事務、調剤薬局事務、ケアマネージャー、宅建取引主任者、介護事務、マイクロソフト認定資格(MOS)、簿記2級・3級、保育士、社会保険労務士(社労士)などなど、いろいろな夢を持っている人が数多くいます。夢を実現するには、それなりの実力をつけなければなりませんが、そのための登竜門こそが資格試験です。

働きながら資格を取得するには、まず1つに絞ることは当然です。並行して取得しようとすると、虻蜂取らずになるからです。ただ、1つでも試験に合格してしまえば、2つ目、3つ目の取得は比較的楽になります。英語をマスターした人は、フランス語やドイツ語もマスターしやすくなるのと同じですね。同じ勉強方法で進めていけばいいからです。一度成功している勉強のやり方なので、どのような資格試験にたいしても通用するのです。つまり、1回目の資格取得さえ突破してしまえば、そのあと洋々たる地平が開けているということですね。よくびっくりするくらいの資格を持っている人がいますが、それはこういった理由によるのです。勉強のやり方を身に着けるということは、方法記憶です。これは自転車の乗り方をマスターすることに似ています。

さて資格試験には、もっともっとたくさんの種類があります。アロマテラピー検定、サービス介助士、消防士、警察官、社会福祉士、通関士、気象予報士、福祉住環境コーディネーター、地調理師免許、電気工事士といったもの。最近ではパソコン関連のパワーポイントやITパスポートもありますね。ファイナンシャルプランナーや管理栄養士は根強い人気があります。独身の女性や主婦に人気のある資格としては、カラーコーディネートやデザイナー資格、POPデザイン、イラスト、アロマ検定、インテリアコーディネーター、秘書検定などがあります。仕事をしながら勉強するには、大変な労力が伴います。しかし、一度でもその環境で合格することができれば、「仕事をしながらでも合格できるスキル」を身に着けられるわけです。この「勉強の核」さえあれば、どんどん技術とスキルを増やしていけることでしょう。