受験でやる気を出すには?

受験でやる気を出すには、どのような方法があるでしょうか?
もちろん、中学受験であれ高校受験であれ、「勉強がわかれば面白くなる」ことは間違いありません。そのための工夫として、しっかりと基本から弱点を見直したり、学習塾や予備校に通うという方法があります。

そのほか環境を整える、つまり友達と一緒に勉強したり、文房具をお気に入りのキャラクターでそろえるなどのやり方も有効です。ここでは、それらの方法以外に、受験でやる気を出すテクニックをご紹介したいと思います。

  • すぐに取り掛かる
  • 2ステップで取り掛かる
  • ご褒美をもうける

受験生がやる気が出ないといって悩む場合、「勉強のやり始め」が多いのではないでしょうか。
つまり学校から帰ってきてからとか、夕食後とかですね。疲れてゆっくりしたいけれど、受験勉強に取り掛からなければならない。そういったとき、人によって反応はさまざまです。

面倒な勉強をさっさと済ませて、それから観たいテレビ番組を観たりゲームをしようという人もいれば、だらだらとテレビを観たり、漫画を読んだりして、なかなか勉強に取り掛かれないまま時間が過ぎていく人もいます。

前者の人はいいですが、後者に該当する場合、上に掲げた3つのテクニックが役立ちます。

やる気スイッチを入れる方法

受験勉強でやる気を出すのは、かんたんです。
すぐにでも勉強に取り掛かってしまえばよいのです。最初はやる気がなくても、実際に勉強してみると、意外に気分が乗ってきたという経験はあると思います。じつは、こういった心境は中学生や高校生なら、だれしも経験しているはずです。

朝起きたときは学校に行きたくないと思っても、実際にいやいやながら学校に行ってみると、友達とも会えるし、遊べるし、意外と面白かった・・・なんてことは日常茶飯事でしょう。何事も、実際にやってみると意外に面白いわけです。受験勉強でもいっしょです。

人間の大脳辺縁系というところには、側坐核という部位があります。ここは「やる気スイッチ」といわれています。ただし機械のように、スイッチを入れれば、すぐにでも受験のやる気が出るほど都合よくできていません。スイッチを入れて、起動するまでにしばらく時間がかかります。ちょうどパソコンの電源のようなものでしょうか。(最近はパソコンも速くなりましたが)

側坐核のやる気スイッチを入れる方法は、実際に行動を起こしてみることです。
受験勉強だったら、実際に教科書やテキストを手に取って読んでみたり、英単語の書き取りをしてみることです。もちろん行動したからといって、すぐにやる気がわいてくるわけではありません。先ほど述べたように、起動までにしばらく時間がかかるからです。

しかし、しばらく参考書などを手に取って読んでいるうちに、側坐核が活性化され、受験のやる気スイッチがONになります。そうなれば、しめたものです。あとは、学習への高まったモチベーションのままに、2時間、3時間と勉強していけばいいのです。

なかなか勉強できないという人は、勉強前に、だらだらとテレビを観たり、ゲームをしたりしているからです。そうではなく、スパッと目的のものに飛び込むわけです。すぐに勉強に取り掛かるためには、教科書やテキストを、つねに目に付くところに置いておくことがポイント。そうすると、一瞬で勉強に入れます。それだけ勉強までの「時間のロス」をなくすことができ、1日全体の時間を節約することができます。

2ステップという方法でもよい

いきなり教科書を手に取る方法に抵抗がある場合は、準備運動をしてから学習するという方法もあります。ただし、勉強前にやる準備運動は、長時間だらだらと過ごしてしまう危険があるものではいけません。たとえばテレビやDVD、ゲーム、漫画などは、気づいたら2時間や3時間はざらです。

そうではなく、5分や10分程度で完結するようなものがよいのです。
ストレッチだったり、体操だったり、あるいは机の上の整理だったり、人それぞれです。運動をすれば血行がよくなるので、脳の働きが活性化します。ですから何かの簡単なエクササイズがいいかもしれません。ただし屋外を30分ウォーキングするというのはタブーです。室内でできるもの、しかも5分か10分で完結するものがよいのです。

いつも勉強前にやることを決めておけば、それは習慣となります。
そうなると準備運動をするだけで、それが「条件反射」になり、スムーズに試験勉強へと入っていけるようになります。ちょうど、段差があると昇りづらい高齢者のためにスロープを設置するようなものです。敷居を低くするわけです。

テキストや教科書をつかった準備運動もあります。
つまり、いきなり前回からの続きを読み始めるのではなく、しばらくはパラパラと本をめくってみるわけです。
リラックスした気分で、目にとまった写真や文章をながめてみるのです。そうした時間を、勉強前に5分くらい取ることによって、それが条件反射となり、しぜんと続きの学習に入っていけるようになります。

サンドイッチ勉強法のススメ

先ほど、いきなり飛び込むとよいと述べましたが、慣れるまではテキストを5分くらい適当に眺める方法を導入したほうがいいかもしれませんね。いきなり勉強したからといって、すぐに勉強モードにはなれないわけで、その時間に読んだ文章などは、あまり頭に入ってこないからです。ですから脳波がベータ波から、集中しやすいシータ波に切り替わったころを見計らって、本題の勉強に入ったほうがいいかもしれません。

そのほか受験でやる気を出す方法として、「勉強したら、これをする」というように、楽しみやご褒美を設けておくことによって、学習に張り合いが出てきます。ですから、以上述べたことをまとめると、両方向から「サンドイッチ」にするとよいかもしれませんね。

つまり、やりたいことがあっても、それは勉強後にとっておいて、スパッと勉強に入る。そうすると、しばらくして「やる気スイッチ」が入ります。しかも勉強後に楽しみが待っているので、ますます勉強に拍車がかかります。スパッと学習に入れば、早めにやるべき勉強が終わるので、その後にやりたいことを存分に楽しめるというメリットもあります。

とくに受験生はストレスがたまりがちです。このようなサンドイッチ方式のスケジュールにすれば、「なかなか勉強が進まない」といった勉強自体のストレスや不安、焦りもなくなりますし、長めの趣味や楽しみが、また勉強のストレスを解消してくれます。

あとがき

受験でやる気を出そうという人は、ネットで画像やイラスト、動画、名言、言葉、音楽や曲、画像などを探していたりします。しかし、そういったもので勉強のやる気がでるわけではありません。山登りでいえば、いつまでも麓をうろうろしているに過ぎない状態だからです。今すぐにでも山に登り始めるか、山登りすることを前提とした準備運動を始めるべきです。やる気が出ないときは、いくらおいしいお菓子を食べたり、DVDを観てもダメです。勉強に関連したことをしなければなりません。その意味では、教科書をぺらぺら眺める方法はオススメです。

受験生がやる気を出す方法として、いきなり取り掛かる方法や、準備運動をしてから始めるやり方は有効です。そのほかに、もう一つコツがあります。それは前回の勉強を終えるさいに、中途半端なところでストップすることです。すると、次の勉強が待ち遠しくなり、しぜんと次の学習へと入っていけるのです。この方法は、勉強のあいだに休憩時間をはさむときに活用すると効果的です。休憩前には、わざと問題を解いている最中でストップするわけです。そうすると、気分がすっきりしないので、休憩後、すぐにでも問題に取り掛かれるようになります。