受験勉強の仕方は、人それぞれ

受験勉強の仕方といっても、もちろん人それぞれにやり方があることは言うまでもありません。
自分が一番やりやすいように進めればいいわけです。

たとえば人間の集中力は、だいたい90分が最長で、それ以上だと集中力が低下してくるというのが一般論です。しかし、なかには2時間や3時間、あるいは5時間とか連続で学習しても、ほとんど疲れず、集中力の低下もなく勉強できる人もいたりします。そういう人は、いくら脳科学的に90分が、集中力が続く限度だといっても、自分がやりやすい勉強法を優先すればいいわけです。

実は私もこのタイプだと思ってます^^。当サイトの記事も、間髪を入れず1ページを一気に書き上げます。

さて、このことは、使用するテキストに対してもいえます。一般論で言えば、教科書と受験参考書、問題集、赤本などの過去問が必要といわれています。しかし、なかには教科書と虎の巻(あんちょこ)だけで東大や早大、慶大、上智に合格してしまう人もいたりします。もちろん誰にでも、まねできることではありませんが・・・。

できれば進学塾とか、東進ハイスクール、代ゼミ、河合塾といった有名な受験予備校に通ったほうが、偏差値が60や70にアップし、合格できる確率が上がるに違いありません。仲間と切磋琢磨もできますし、定期テストや模試もあり、講義でくわしく解法のコツを教えてくれたりするので、断然有利になります。

でも、これとて、家で勉強したほうがはかどる、という人もいるわけです。そういうタイプの人は、独学をやめて予備校に行くと、かえって自分のリズム、ペースが崩れてしまう危険があります。以上のように受験勉強の仕方といっても、いちおう定石はあるにはありますが、けっきょくは人それぞれということなのです。もちろん難関の資格取得試験や、英検などの各種検定をめざしているかたにも言えます。

以上のことを前提として、もし、「どうやって中学受験や高校受験、あるいは大学受験や資格試験の勉強を進めていったらいいか分からない」という人がいれば、このページの記述を参考にしていただければと思います。

2段階構成で勉強を積み上げる

中学受験は国語と算数の2教科が受験科目です。これが私立高校となると、名称が数学に変わるだけではなく英語が加わり3教科となります。公立高校を受験するなら社会科(日本史、世界史、公民)、理科の2教科がさらに加わるので、大変さが増すことになります。

私が提唱する2段階構成による受験勉強の仕方とは、試験勉強以外に別に時間をとって、「受験勉強を支える土台をつくっていこう」ということです。コツは、勉強と思わないで、気軽に取り組むことです。土台ができれば、受験勉強を力強く支えてくれるに違いありません。たとえば次のような工夫ができます。

  • 読書を習慣にする → 国語の土台となる
  • 英語のヒアリングをする → 英語の土台となる
  • ニュースや新聞など、社会に関心をもつ → 公民の土台となる
  • 大河ドラマを観る → 日本史の土台となる

理科や数学といった理数系は、日常の中で、同様の方法を見つけるのは難しいかもしれませんが、工夫しだいでそれは可能です。さて、ひとつめの読書。これは何でも構いませんが、日ごろ学術的な、頭のいたくなる受験参考書ばかりを読んでいると思うので、できれば、ストレスを解消できるような、しかも広い視野を培える「小説」がいいのではないでしょうか。

小説というのは、文字から情景を想像しながら読み進めていく必要があります。
そうなると自然と右脳が鍛えられ、イメージ化の脳力が発達していきます。これは記憶力のアップにつながるにちがいありません。歴史ものを読めば、社会科の土台にもなります。

読書を1日20分でも30分でもいいので、受験期間中に継続していけば、長文読解にたいする苦手意識がなくなります。漢字やことわざ、慣用句、言葉の意味にも強くなります。考えてみれば数学にしても理科にしても、すべの教科は日本語の文章で質問してきます。そこで問われている内容の奥に潜んでいることを読み取る「読解力」は、たんねんに読書することによって培えます。

英語を聞き流す、ニュースを観る

読書以外で、2段階式の受験勉強の仕方としてオススメなのは、英語の音声をただ聞き流すという方法です。もちろん追唱するリピーティングとかディクテーションなら、さらに効果的ですが、ここでは2段階構成の勉強方法ということで、気軽に行なうことがポイント。ですから、あまり勉強とは思わない「軽いレベル」がよいのです。そのメリットとして、楽だから続けられるというものがあります。そして続けていけば、知らずうちに中学受験や高校受験、大学センター試験などを支えてくれる土台となります。

英語の音声を聴けばよいので、ラジオでもいいですし、基礎英語や英会話講座なんかをぼんやり聴くのでもいいでしょう。もし金銭的な余裕があれば、スピードラーニングなどの英会話教材を買って、それをひまさえあれば聴くのも効果的です。イングリッシュアドベンチャーなら、ハラハラドキドキしながら集中できますね。

このように日常的にネイティブの音声を耳から入れていれば、あたかも外国に長期滞在している「ホームステイのような効果」が得られます。受験勉強に役立つことは当然として、社会人になってからも使える能力になります。教材が金銭的に難しいという人は、ネットのyoutubeで外国人がしゃべっているのを、ぼんやり観ながら聴いていてもいいと思います。ただ音声なら、電車やバスのなか、あるいは歩きながらもヒアリングできるので、細切れ時間を活用できるという利点があります。

そのほか社会科でいえば、ニュースに注目していくことです。
日本史や世界史は、ネットで調べていくと面白いものです。地理の勉強は、グーグルアースで世界中を旅行してみたり、山岳地帯や湖の上空を飛行したりして楽しむことで、しぜんと興味と知識が深まっていきます。
また、できるだけ大河ドラマを観るようにすれば、日本史にたいして興味を持てるようになることでしょう。

このように受験勉強の仕方は、いきなり「第一志望校に合格できる力を付けていこう!」と力むのではなく、ちょっと肩の力を抜いて、2段階構成にしてみる。そうすることで受験勉強以外の部分で、学力や偏差値を押し上げる「強力な土台」を持つことができるのです。そんなに多くの学生が行なっていることではないので、これを継続できれば、試験に合格する大きな力になるに違いありません。