資格取得の勉強に必要なこととは?

資格取得するためのポイントを解説していきます。
資格にもいろいろあります。弁護士や司法書士、行政書士といった難関もあれば、ヘルパー2級とか図書館司書、心理カウンセラー、ホームヘルパー、 介護福祉士、ガイドヘルパー、保育士といったものもあります。

理由もさまざまで、本業で独立するために資格を取得する人もいれば、副業や転職、あるいは今の仕事に生かすためだったりします。

資格を取得するためには、当然ですが、資格試験に合格しなけばなりません。
筆記がふつうですが、なかには実技試験があるものもあります。面接試験もあります。

資格試験は高校受験や大学受験といっしょで、試験に合格できるだけの力があるなら、だれでも突破できるように作られています。それでは資格取得の試験を突破するために、必要なこととはいったい何でしょうか?

資格取得のための通信講座やe-ラーニング、あるいは予備校といったものの力を借りれば、サポートしてくれるので、それほどやる気の維持には困らないかもしれません。ただし学費がかかったりします。また通学するための時間も必要だったりします。そこで多くの人は、書店で受験参考書を買ってきて、自宅で独学で習得しようと考えるわけです。そうなったとき必要になることが、上記の3点になります。

時間の管理をしよう

資格取得をしようという人は、サラリーマンやOLといった社会人であれ、主婦であれ、学生であれ、ほかに本業というか、やるべきことを持った状態で、目指すことが多いかと思います。そうなると時間をやりくりして、勉強時間を作り出さなければなりません。

なかには1日中、時間がたっぷりあるという人もいることでしょう。
しかし時間があるからといって、試験勉強の時間を多く取れるとは限らないところが、人間の難しいところです。そこには「自己管理術」といったものが必要となります。たとえば、やりたいことがあっても、勉強を優先する。毎日、同じノルマを淡々と実行することで「習慣化」し、意識しなくても実行しやすくする、などですね。

時間があまりない、忙しい人は、細切れ時間を活用して学習していきましょう。
細切れ時間を使うメリットとして、集中力が最高度に発揮される、ということがあります。そうなると1時間だらだらとやるよりも、15分集中してやったほうが身に付くことだってあるわけです。忙しい人が資格取得に挑もうという場合は、この勉強方法しかありません。

時間の合間をぬって学習しようとすると、不本意なところで終了することが多くなります。
しかし、じつはそれこそがメリットなのです。中途半端におわると、勉強内容が気になります。すると無意識に、ずっと内容を気にし続けることになり、それが長期記憶化に一役買うわけです。反対に、すっきりと、きっかりと終了した場合は、そのあと勉強のことは頭に残りづらくなります。

復習してこそ身につく

資格取得を独学で進めていく場合、一度学んだことを何度も復習することが必須となります。
ネット塾や通信教育、予備校などでは、講師が何度も同じことを話してくれたりして、しぜんと復習できるように配慮してくれています。また確認テストといった形で、復習できるようにシステムをつくってくれています。

いっぽう、家で一人で学習するときは、市販の本を読み進めたり、過去問に挑んだりします。
しかし本は、体系的に書かれているだけで、復習を配慮した作りにはなっていないことがほとんどです。何度も同じことを書くと読みづらくなるからですね。そうなると自分で意識して復習していくようにしないと、どんどん記憶から消えていってしまうことに・・・。

人がテキストや教科書から学んだ知識というのは、まずは記憶の関所である海馬にたくわえられます。
そこに、だいたい1か月、長くて2か月ほど留まるわけですが、そのあいだに何回か反復しないと、じきに海馬から記憶は消去されてしまいます。本当に重要な記憶のみが、側頭葉などの長期保管庫へ移されていくのです。海馬は、たんなる一時保管庫の役割を持っているにすぎません。

記憶には、そのような2段階の仕組みがあるので、1度学んだだけで終わりという人は、資格取得の勉強に復習を取り入れていきましょう。心がけているだけでは、いつのまにか忘れてしまったりするので、毎日、かならず復習の時間を設けることがコツです。たとえば、まずは前回の復習をして、それが終わってから、新しい単元に進んでいく、というようにします。こうすれば復習のし忘れを防ぐことができます。

エビングハウスの忘却曲線によれば、本当は「学んだその日」に復習することが最適なのですが、時間がない社会人の場合は、翌日でも大丈夫です。そのようにして3日連続して、同じことを学びます。そのあとは1週間後、1か月後、3か月後、半年後というように、徐々に伸ばして復習していきます。繰り返すほどに、反復のスピードは速くなります。内容の理解が進むからです。ですから、それほどの手間はかからないものです。

復習していくと、内容がしっかりと脳にしみわたっていく実感がでてきます。
「ああ、身についているな」という感じがして、確実に実力が養成されていきます。そのようにして入門書の最初から積み上げていけば、基礎がしっかり身に付くので、応用問題もどんどん解けるようになっていきます。

そうなると勉強自体がおもしろくなってくるので、試験に受かるという目標以外に、勉強することが目的になったりします。べつにモチベーションのアップ法とか、考えなくても面白くてしかたないのですから。このように、「わかる」ということは最高の勉強のやり方といえます。そのためには、復習に重点を置くということがポイントになるのです。

あとがき

40代から資格を取得しようという人もいます。大変すばらしいことと思います。頭脳は年齢にかかわらず発達していくといわれていますし、生涯学習の観点からも感心できます。資格取得にもいろいろあり、ハローワークの資格取得支援制度があったり、失業保険との兼ね合いがあったりします。また生活保護を受けている場合もあります。リストラに合い、独立を目指す人や、次の転職に有利になるように資格を取っておきたい、という人もいることでしょう。失業しているのなら、なおさら、このページで述べているように、かける費用は本代くらいにして、あとは独学で突破したいところです。

巷には、看護師や医師、税理士、弁理士、一級建築士、不動産鑑定士、リフレクソロジー、ネイリスト検定、英検、保育士、管理栄養士、食品衛生管理者などなど、多くの資格取得試験がありますが、要は内容が異なるだけで、進め方に関しては復習が大事ということに変わりはありません。一度は海馬にいれた記憶を、いかにして側頭葉をはじめとした脳の全体に移していくか。それには海馬に重要性を認識させるしかありません。そのための方法の一つが、復習するという行為になります。

そのほかイメージ記憶術をつかうことでも、海馬に重要性を認識させることができます。あえて間違ってフラグを立てるというテクニックもあります。その意味では、過去問や模試、テストで間違えた個所こそ、じっくり復習する癖をつけましょう。間違えたものだけを書いた、まとめノートをつくるのもいいかもしれません。これで急速に実力をバージョンアップしていくことができます。

そのほか教員採用試験や地方・国家公務員試験、警察官も、ある意味、資格といえます。最近ではパソコンをつかった事務や技能に人気が集まっています。マイクロソフト認定資格(MOS)とかITパスポート、パワーポイントなどです。さらに、秘書検定や医療事務、社会福祉士、社会保険労務士(社労士)、ファイナンシャルプランナー、マンション管理士、中小企業診断士、土地家屋調査士、簿記2級・3級、調剤薬局事務などなど数多くの資格がひしめています。本屋にいくと、その多さにおどろくほどです。どの資格も勉強のやり方は共通しているので、一つでも通過できれば、ほかの試験にも応用できます。多くの資格を保有している人は、一度成功しているので、その「経験」をほかの試験にも適用できるわけです。