東大生の受験勉強はどうあるべき?

東大の受験勉強というと、1日7時間とか8時間は当たり前であり、10時間以上もざらです。
なかには2日連続で寝ないで勉強している人もいるようです。東京大学に合格するためには、いったいどれくらいの勉強時間が必要なのでしょうか?

結論からいえば人によります。
基礎力があり、偏差値が高い人は、少ない勉強時間でも東大に合格できることもあります。テレビでやっていたのですが、1日たったの3時間の勉強だけで、東大や同志社、早稲田など5大学にすべて合格した女性芸能人がいました。しかも受験参考書や過去問を解かずに、教科書一本だったそうです。

なかには、こういう「天才」もいますが、たいていの人は、相当量の勉強をしなければ突破できません。
それが東大の受験勉強です。ただし、ただ闇雲に試験勉強をすればいいのかというと、そうではありません。東大に出る範囲、そして傾向と対策をしっかりと把握する。そのうえで相当量の知識をつけ、過去問や模試のトレーニングをしていったときに、ようやく東大に合格できるわけです。これは文系でも理系でも同様です。

東大に合格できる「勉強時間の総量」というものが、もしあるとします。(質が高いことが前提です)
100の勉強量で合格できるとしたら、東大を目指すような人は、高校入学時点で、すでに50とか60、あるいは70を終えていたりします。それに対して、中学時代あまり勉強してこなかった人は、10とか20なわけです。これでは差がついて当然です。

ただし、これを穴埋めするとっておきの方法があります。それは速読法です。
ほかの人の何倍も速くテキストを読めるわけですから、中学時代から優秀だった人にも太刀打ちできる可能性があるわけですね。これに記憶術も加われば、鬼に金棒ではないでしょうか。

東大生の勉強法とは?

東大生の受験勉強の方法は、べつに東大を目指さない人でも気になるものです。
日本でトップクラスの大学に合格した人の学習法なら、参考になるかもしれないと考えるわけですね。

東大生の勉強方法をザッと見てみると、たしかに創意工夫をしているようです。じつに効率的です。
ふつうにテキストを読むだけではなく、そこに書き込んでみたり、覚え方を工夫してみたり、蛍光ペンの配色に意味を持たせたり・・・。寝る前に勉強して、脳にインプットしやすくしたり、勉強の順序に気を配ったりしているようです。またモチベーションアップのために、時間の使い方を工夫していたり、自己管理能力に長けている人が多いようです。

東大生の勉強法として、もっとも顕著なのは、机の前だけが勉強時間ではないと、多くの人が考えている点です。つまりちょっとした時間の隙間も無駄にしない姿勢こそが、偏差値アップ、高得点獲得の秘訣といえそうですね。

過去問を解く場合は、机の前でないと書きづらいですが、英単語の暗記は、電車のなかや歩いている時でもできます。じつは、このような細切れ時間を活用しているからこそ、勉強がはかどるということがあります。

どういうことかというと、制限時間があれば、人は集中して読んだり覚えようとします。吸収の度合いが違うわけですね。また歩いているときに記憶することは、脳科学の視点から見ても理にかなっています。人は体を動かしているときとか、移動しているときに海馬の場所細胞が活性化するようになっています。海馬は記憶を担当している脳の部位ですから、記憶力がアップするということです。

逆に考えると、机の前で英単語帳を広げて記憶する方法は、効率的ではないわけですね。
体をじっとさせていますし、体と脳の血流も滞りがちです。海馬の場所細胞がお休みしてしまっています。

もしも東大生の受験勉強を見習いたいというのなら、「東大生の美しいノート術」とかを参考にする前に、まずは勉強部屋以外での学習を取り入れていったらいいかもしれません。歩きながら英単語を覚える方法は、オススメです。

あとがき

東京大学の受験勉強といっても、偏差値の平均値が70とか難易度が高いだけで、ほかの大学を受ける場合と変わりません。ただ、東大に合格するような人は、小学校や中学校からの積み上げ方が違うのです。高校生になった時点で、学力のレベルに違いがあるわけですから、高校生になってからでは少し遅いかも知れません(もちろん、頑張れば合格できるとは思います)。

東大受験の参考書は、合格した先輩にきいてみるのがいいかもしれません。東大受験の科目別対策法とか、受験計画、スケジュール、体験談を知りたい場合は、そういった人のブログや掲示板、2chを訪問してみるのもいいでしょう。やはり実際に体験した人のアドバイスは参考になるものです。学部によって、もちろん難易度が異なるので、できれば自分が目指す学部・学科と同じところに合格した先輩に聴くのがオススメです。

東大の受験勉強は、必ずしも進学塾や予備校は必要ではありません。もちろんZ会とか東進ハイスクール、河合塾、駿台予備校、代々木ゼミナールなどでは、毎年、多数の東大合格者を輩出しています。まわりに同じ目的を目指す仲間がいれば、やる気の維持にも役立つことでしょう。しかし、独学で東大を突破する人も、もちろんいます。本文で紹介したように、芸能人で1日3時間だけの勉強で合格した人もいるわけです。

ただ、東京大学に合格するためには、中学生のころから目標を定めて、勉強の基本を積み重ねていくことが大事なのではないかなと思っています。ですから「いつから勉強したらいい?」という質問にたいしては、中学生のころから、という答えになります。できれば中学受験も経験し、難関の高校を目指したら、なおいいですね。周りがトップクラスの人ばかりですから、切磋琢磨されて刺激になります。これは、もちろん早慶上智などの難関大を第一志望校にする場合にもいえることです。一浪とか二浪して浪人生になって合格することも、もちろん可能ですが、やはり中学校時代から積み上げた力は大きいものです。浪人のときは、できれば過去問や模試などの実戦練習を中心にすべきではないでしょうか。

東大の受験勉強といっても、医学部もあれば工学部や農学部もある。また文学部もあれば法学部、薬学部、理学部もある。もちろん経済学部や教養学部、教育学部このように学部によって難易度が異なってきます。東大の過去問を練習するときは、やはりそれぞれに特化した赤本などを研究する必要があります。足切りもありますが、早めに対策を取れば、上位に食い込める実力はかならず付くものです。ぎりぎり通るよりは、余裕で通ったほうがいいにきまっています。その意味では中学生のころから東大を目指すのがいいのではないかと思います。意識づけが違うからです。それはかならず数学や英語の成績として反映されてきます。英語・数学は長年の積み重ねですから、中学校のころから基礎をしっかり身につけることがポイントになります。

できるだけ東大のオープンキャンパスには参加したほうがいいでしょう。「ああ、ここに通いたい!」という思いがますます強くなります。入試の日程もしっかり把握しておくことが大切です。そうすれば緊張感も臨場感も違ってきます。こういったところで、扁桃体の刺激度が異なってきます。適度な緊張感があると扁桃体が活性化し、記憶力や集中力に違いが出てくるのは知られているところです。東大の入学試験のほかに、大学院の入試もあります。しっかりと入試問題の傾向と対策を研究して、必勝の気構えで臨むことが大切だと思います。